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慈愛に満ちた真のメンター
- 飯盛義徳(総合政策学部教授)
- 2021年7月25日
- 読了時間: 1分
森靖孝さんのご逝去の報に接し、心から哀悼の意を捧げます。
森さんと初めてお会いしたのは、私がSFCに赴任したばかりの2005年でした。学生たちの起業家精神を育むためのさまざまな手立てを講じておられた頃で、その奮励努力がメンター三田会として結実しました。森さんには、何度もシンポジウムに参加していただいただけでなく、講師を紹介してもらったり、広報にも尽力していただくなど多大なるご理解、ご支援をいただきました。感佩の念で一杯です。
森さんの近くにいると、いつも爽やかな春風に包み込まれているようでした。まさに「弄花香満衣」の如く、森さんの人徳や温厚篤実さが滲み出て周囲にいい影響を与えておられました。
私は、学生たちに対する森さんの慈愛に満ちた眼差しを忘れることができません。単にビジネスのアドバイスをするだけではなく、如何に生きるかという根源的な問いに対して、鴻鵠の視点から的確なアドバイスをしてくださいました。惜しげもなく自らの知、資源を与え、どんなときでも学生たちに寄り添うお姿は、私の憧れであり、真のメンターでした。次は、森さんの意志を引き継いで、私たちが次世代を担う学生たちに寄り添ってまいります。天国から見守っていただけましたら幸いです。
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