森さんの情熱
- 上谷達也(元副会長)
- 2021年7月28日
- 読了時間: 2分
森さんがお亡くなりになって早くも、2か月がたとうとしている。彼と最初にあったのは、メンタ-三田会の活動が始まってすぐの時であったと記憶している。FINEの活動の説明会の時に初めて参加した。鈴木さんとお話していた時に、エンジェル活動を活発化したいのでぜひ参加して欲しいとの話で、森さんを紹介されたのが初めてであった。その時私は、IAIジャパン、日本エンジェルフォ-ラムで起業家育成に取り組んでいた。学生の起業家とは、大変楽しみな会と思っていたが。その時は大変忙しかったので、とりあえず会に参加することを受けた。森さんは、学生を支援して、これからの社会を変えたいと同時に慶応発の起業家を世の中に出したいとの強い意志を持って動かれていた。しばらくは、活動を傍観していたが、国領教授の授業を後方支援したいので、出てほしいとのことから、可能な限り時間を見つけては、SFCの週一回の授業に参加した。
その時も、森さんは、常に学生たちの質問や意見に大変丁寧に受け答えをしていた。本当に初志貫徹という態度であった。その後その授業も、先生のご意向で、日本語から、英語の授業に代わり、数人いたメンタ-も、順次フェ-ドアウトしていった。森さんは、そのころから病を抱え始めており、この支援の火を途絶えたくないとのことから、私にぜひ継続してほしいと直接お電話をいただいた。こちらも仕事から離れ始めたので、わかりましたと返事をした。授業に出る後継者を見つけることと、年寄りの冷や水になるかもしれないが、80才までは頑張りましょうと申し上げ、継続してきた。週1回の授業は、年とともに体力の衰えと、海外留学生の活発な討議、それに毎週のように洋書と文献があり、事前の勉強も結構重荷になり始めたので、2020年の秋に森さんに電話をして、いよいよ来年は、80才になるので、そろそろ副会長の任と授業の出席を下ろさせてくださいと申し上げました。その時森さんは、体あってのことだからと、しみじみ申されており、了解していただいたのが、思い出されます。
本当に素晴らしいメンタ-三田会をつくり、これからも新しい人たちが参加され、ますます発展させることが、彼への恩返しと考えております。
ご冥福をお祈り申し上げます
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